スペックのB・F育成日記

B・Fを使ってきた男の自己顕示

B・F(ビーフォース)の魅力

f:id:rtYqwxSfZuSye3Y:20200813010651j:plain〈お前も革命してやろうか?




 はじめに


 お疲れ様です。スペックです。今回初投稿となるブログのテーマはBF(ビー・フォース)です。

 なぜBFかというと、私はこのテーマを発売当初から使っており、非常に愛着があります。そんな中、先日行われたオグイベントのファンデッキ大会にて、準優勝しただけでなくデッキ賞まで頂いたため、多くの人にBFの魅力と「弱いテーマでも頑張ればそこそこ戦える」事が伝わったと思い、もっと多くの人に知って貰いたくなってしまいました。

 今回書くこの拙いブログでBFの魅力と「弱くても面白いテーマがある」って事が皆さんに伝われば幸いです。


んじゃBF使ってみようか。





もくじ

1.そもそもB・Fとはなんぞ?

2.BFカード紹介

3.それ以外のカード紹介

4.BFレシピ、採用理由

5.BFの基本動作

6.BFの展開例、ケア方法

7.BFの長所と短所

8.採用候補カード紹介

さいごに






1.そもそもBFとはなんぞ?

 BFとは遊戯王にはよくあるアニメテーマの一つです。初めて世に出たのは遊戯王Arc5のシンクロ次元編。フレンドシップカップ(大会)にてシンジ・ウェーバーというデュエリストが使ったテーマです。↓このひとf:id:rtYqwxSfZuSye3Y:20200810212725j:plain


 記念すべき作中初デュエルはvs黄昏軸忍者(68話)。アニオリカードと特殊ルールにより先行900ダメージを受けながらの後攻という滑り出し。この時の名言がこちら。


「マイナスからのスタートなんざ、いつもの事だ。痛くも痒くもないぜ!」


 カッコ良すぎません?今見ても鳥肌なんですが。デュエルは進み、攻勢に出る時のシンジが言った名言がこちら。


「やられっぱなしは、うんざりだぜ。ブクブクに腫れ上がるまでぶっ刺してやる!!」


 惚れましたね。いやぁ言ってみたいでよねこんな言葉。結果は一斉蜂起と緊急同調のレンパンでカッコよく勝利しました。因みに一斉蜂起を引いた時の言葉がこちら。


「ついに台風の到来だ!それもとびっきりデカいやつだ!!」


 マジで名シーンだから見てほしい。次の対戦相手は主人公の遊矢。遊矢が使うEMオッドアイズ魔術師を相手に奮闘するBF。あまりに差があるデッキパワーを、遊矢(焦り)のガバプレイングとシンジの緻密な作戦により埋め、拮抗するデュエル。結果としてはアクションマジックとカード創造に屈したBFでしたが、個人的にはとても見応えのあるデュエルでした。実はエンライトメンパラディンの初出はこの回だったりする。


 また、シンジはコモンズという謂わばスラム街の出身で、社会を変えるために大会で革命を起こそうとするデュエリストでした。その為、優しさと共に過激な一面が見え隠れするものの、その心はコモンズの仲間達と共に社会を変えようと必死だったのです。そんな真っ直ぐなシンジを見て久しぶりにキャラ愛に目覚めた私はBFOCG化を4年ほど待ったのでした。

 よくBF(ブラックフェザー)じゃなくて?と言われるのですが、この似た名前にも理由があります。BFを使うキャラクターのクロウ・ホーガンもまた、シンジと同じコモンズ出身なのです。↓このひと。f:id:rtYqwxSfZuSye3Y:20200810213010j:plain

 この2人は理想とする社会へ行き着く方法は別であるにも関わらず、出身が同じである事から戦友であり信頼を寄せつつも、分かり合えない相手でもあるという、対比がなされています。描写は少なかったのですが、非常に興味をそそられる構図になっています。以上の事からBFBFは似た名前、同じ命名規則(カテゴリ名 ○○✖️✖️)になっているのです(憶測)。



2.BFカード紹介

 レベル順で紹介しましょう。


B追撃のダート(レベル1

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 要するに手札から捨ててフレイムウィングマン。手札使ってまでやる事か?と思うかもしれないが、実はこれでフィニッシュした事は数知れず。未公開領域から飛んでくるため、回避しづらい。チューナー化?人生で一度も使った事ないけど?


B必中のピン(レベル1

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 集中線が凄い(語彙力)。場に虫がいると手札から発動してss。さらに起動効果で自身と同名の数×200のダメージを与える。見て下さいこの効果。強いでしょう?手札からssできる火の粉。あまりに強すぎるため名称指定のターン1制限が付いてるんですよこのゴミは。何の制約も付かないのが唯一の強み。増Gに引っかかる。


B毒針のニードル(レベル2

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 このテーマきってのパワカ。場の自身以外の虫をブレスルに変換する能力と、エアーマン。巷では「レッドデーモンアビスとエアーマンを配合したチューナー」と呼ばれており、弱いはずがない。しかも攻撃力はしっかり1/8アビス。アニメの鳴き声が可愛い。


B連撃のツインボウ(レベル3

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 無条件(虫縛り)で手札からssと二回攻撃。しょぼそうに見えて実はコイツでよくライフカットをしてる。シンクロで場をこじ開けてから連打するだけで大分ライフが減る。増Gに引っかかる。


B早撃ちのアルバレスト(レベル4

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 強いジャンクシンクロン。自身未満のレベルをもつ虫を守備で蘇生しながら非破壊時にデッキから好き勝手にBFss。蘇生対象は基本的にチューナーなため、ジャンクシンクロン+効果破壊に対応したキラートマト。勿論自爆特攻でも反応する。増Gに引っかかる。


 以上がメインデッキに入るBFモンスターの紹介。どう?子粒揃いでしょう?正直パッと見話にならないようなクソザコに見えるかも知れませんが、これ、アニメより超強化されてるんですよ。10期って偉大だね。次は魔法罠の紹介。


蘇生の蜂玉

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    BF専用の蘇生。しかもターン1がない!墓地から除外して場の虫にあらゆる破壊耐性を付ける。しかもターン1がある!


一斉蜂起

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    ソルチャ。


BFN

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 回数制限があるものの、デッキのBFをバトルフェーダーに変換する能力。アニメではピンしか出してない。うららに引っかかる。


以上が魔法罠の紹介。なんと3種類のみ。しかもBFの名前がほぼ無いせいでサーチが効かない。しかし元々魔法罠をサーチできない。次はエクストラの紹介。


B霊弓のアズサ(レベル5)

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 使い手がそこそこモブのくせにシンクロチューナー。ただし相手ターンにシンクロは出来ない。BFをトリガーにダイレクトアタック級のバーンを上乗せする効果と、BFが絡む戦闘で誰かが破壊されれば自己再生する効果。このテーマにおける最高峰のダメージソースにして究極の中継地点。デュエルが終わった時に場にいる事がとても多い。とにかくコイツを使ってその場を凌いだりダメージを稼いだりと盾として、矛としてしっかり働いてくれる。


B突撃のヴォウジェ(レベル6)

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 ドラグーンを真正面から倒す30円。米版で20円。自分から格上に殴る時限定で相手の攻撃力を半減する効果と、戦闘でダメージを与えるとピン並のバーンを上乗せする効果。こいつの突破力たるや凄まじい。実質的に5000までの攻撃力なら処理が出来るため、基本的に誰でも真っ向からしばき倒す。アルバレスト+ニードルで出るからすぐ出てくる。でも30円。


B降魔弓のハマ(レベル8)

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 シンクロを素材としてるとサイバーツイン。戦闘ダメージをトリガーにデバフを撒き散らす効果、戦闘ダメージを与えられなかったバトルフェイズ終了時に墓地のBF×300のバーンを与える効果。存外このダメージが大きく、アズサと合わせると4000は軽く超える。そのため、突破出来ない盤面になるとハマ+アズサで相手が死ぬのを待つ。攻撃力が15000を超えたデミウルギアを尻目にバーンで焼き殺したのはいい思い出。


B決戦のビッグ・バリスタ(レベル12)

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 BF界のリーサルウェポン。恐らくはほぼ全てのモンスターを正面から突き殺せる。破壊された時のリカバリーもあるし、貫通までもってる念の入れようたるや、3000ダメージを与える事への執念が凄い。そう、レベル12のクセに3000しかない。出したデュエルは大体負ける。


 以上がエクストラの紹介。いままでにないレベル帯の虫シンクロで、しかも戦闘に特化しすぎていますよね。基本的にはシンクロするとリソースが尽きるので、必然的に到達点はリンクになってしまうんですよ。これらを念頭に(恐らくは)普通採用されるであろうBF以外のカードの説明を次項に行います。


3.それ以外のカード紹介

 BFの強みとは何か。そう、虫な事。風の強みはベイゴマックスを擁するSRに遠く及ばず、妨害となる魔法罠があるマジェスペクターやハーピィにも及ばず、殴り負けてもいいガスタにも及ばない。しかしある時、インゼクターとは違い相手を選ばずに自発的な展開力を持つ虫テーマはBFオンリーな事に気づきました。そこでBFが虫であることの強みも含めて、メインデッキのカードから紹介していきます。


寄生虫パラノイド

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 昆虫界きってのトリッキーなカード。手札から飛んできて装備されたモンスターは1.虫を殴れない。2.虫を対象にした効果は無効。3.虫になる。という制約を受ける。攻撃宣言を許さないのではなく、攻撃という行為を許さないため、攻撃宣言したモンスターに付けると相手は止まる。要は強い虫除けバリア。これにより、虫もろとも魔法罠を対象にとって破壊しようとしたモンスターに付けると、魔法罠を守る行為にもなる。基本的にはニードルを守る役割になる。一応高レベル虫を手札からssする効果もあるが、上級軸じゃないと狙っては使えない。


ゴキポール

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 ツインボウ以外のレベル3にしてバニラを使った貴重な除去兼展開札。レベル4の虫ならサーチ可能なため、実はアルバレストをサーチできる上に後述の応戦するGと相互サーチが可能な事から、応戦とポールをループするように動く。


ゴキボール

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 いわずもがな。キラービーと大差がないので好み。


応戦するG

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 パラノイドに続く第二の手札誘発。限定的ながら強力な制圧力を持ち、いらなくなったらニードルでリリースすれば自分には被害がない。また、パラノイドをサーチ出来ることから実質的な守り札であるにもかかわらず、ニードルに守られる相互依存なG


究極変異体インセクトクイーン

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 ゴヨウラインの攻撃力と虫全てをマジェスペクター化する能力。しかも自分の虫を食って追加攻撃を仕掛けるという、攻防一体の一枚。トークンはおまけ。ニードルと合わせると兎に角処理が難しく、デッキによっては完全に詰みの一手となるカードだが、その制約によりパラノイドor進化の繭でしか基本的に出てこない。


ジェット・シンクロン

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 このデッキ唯一の非虫。ゴキポールの安定供給が可能(後述)であること、手札コストがあればハリファイバーになれることから一枚だけの採用はアリ。多くのテーマでは展開用カードとしてしか使われないがBFの場合、強力な墓地リソースの一枚として使える反面、BFはハリファイバーの存在が大きいわけではないため、複数は避けてもいい。


 以上がメインデッキに入るモンスターの紹介。展開補助というよりは、BFの動きに合わせて必要なモンスターが変わるといった具合ですが、ピコファレーナの存在からその多くを取捨選択出来るため、実は困る事は少ないんですよ。次は魔法罠。


超進化の繭

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 虫界最強の除去カードにして最強の展開札。そしてドローソース。パラノイドと合わせることで実質的にフリーチェーンでデッキ内の虫をリクルート出来る。破壊耐性のあるモンスターには手も足も出ないBFにとって、必要不可欠な処理手段である。特にパラノイドがBFと進化の繭を繋げるカードなのだが、それをピコファレーナで拾いに行ける事が、安定力の基盤となっている。


アリの増殖

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 虫をリリースして虫のトークンを二体出す。個人的にはワームベイトより強力と思っている一番の理由が、リリースする事から月の書やシラユキをケアするカードとしても使えることである。


おろかな埋葬



 以上がBF以外の魔法罠の紹介です。とは言っても罠は正直自由枠と言っても過言ではなく、なんだったら長い間罠なしで戦ってたので、シンプルに知りません。ただ、BFの魅力を伝えると書いた手前、紹介しないのもどーかなと思うので、後述のレシピの項にて罠の紹介をします。もっと良い案があるかも知れません。次はエクストラの紹介。


リンクリボー

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 ジェット採用の場合のみ使える。ピンやダートをリンクリボーに変換するほどの余裕は無いため、ジェット非採用なら、いらぬい。


ハリファイバー

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    まぁ強い。ニードルをデッキから引き抜く役割でありながら、ニードル+ピンでリンク出来るためジェットを引き抜く役割も持つ。実はアズサを出せるためニードルと合わせて硬そうな盤面をつくれる。


虫忍ハガクレミノ

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 トロイメア条件で出る虫。ツインボウや一斉蜂起の関係から虫縛りが付いてしまうため、キングオブ妥協点。地味にリンク先にいると戦闘耐性ってのがめんどくさかったりするが、忍ぶ手段は完全に人任せ。


ピコファレーナ

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 虫の強みを最大限に出してくれる一枚。手札コストを払ってデッキから好き勝手に虫を装備カードとして引き抜く効果とプチ貪壺。両方の効果が噛み合っており、引き抜いたカードを次のターンにデッキ戻して繰り返し利用する中、前に使ったピコファレーナも戻せる事から、繰り返すカードを繰り返すというリソースにおいて強力なムーヴが出来る。主に応戦するGやゴキポールを装備する事でその2枚のループを始める。


セラフィムパピヨン

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 素材の数だけカウンターを溜め、それを吐き出すとフリーチェーンでレベル4以下の虫を蘇生する効果。地味にカウンター1つにつき200だけ攻撃力が上がるのが強かったりする。トロイメア条件で出せる事から、ハリファイバーを使っても出せる上に、虫である事からピコファレーナによる再利用もしやすい。


ローカストキング

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 このデッキ第二のブレスル。ただし効果の発動をトリガーに、虫を何の制限なく蘇生出来る事から、インセクトクイーンも蘇生出来る。狙った構築以外では中々出ない。


 以上がBF以外のエクストラのカードです。おおよそ汎用性のあるものはリンクリとハリくらいかな?虫としての強みを生かそうとすると必然的にこの辺りを採用する事になると思う。やってる事は地味だけど、しっかり理解して使ってやれば強力な動きになるし、皆んなも研究してみよう!



4.BFレシピ、採用理由

 参考までに、今回のオグイベントで使ったBFのレシピを載せます。

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 はい。見ての通り、自由枠と言った罠がふんだんに採用された罠型BFです。特殊レギュレーションにより殆どの誘発が無い中、恐らく強いであろうファーニマルやシャドールを倒すべく、応戦するGを抱えやすい構築を考えました。実際、シャドールにもファーニマルにも二度当たった(シャドールは同一人物)のでヤマは当たったかなという感じです。アリの増殖といった、展開用のカードはなるべく抑えて、代わりに展開できなくても罠を使って初動に変える考え方をしました。


 罠が初動になるという、あたかもオルター感ある考え方ですが、実はこれホントのことなんですよ。例えばディノミスクス。

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 この効果で手札のゴキポールを捨てると、アルバレストをサーチできます。もう一枚罠を発動すればディノミが自己再生します。次のターンにアルバレストの蘇生効果を合わせると、以下の展開が出来ます。


ディノミ+ポールでハガクレミノ➡︎ポール効果でボールを出して破壊➡︎ボールとハガクレミノでピコss➡︎ピコとアルバレストでパピヨン


 いかがです?ピコでニードルを装備させれば、次のターンにはニードルの蘇生を使ってリソースを溜められます。しかも、ハガクレミノを経由してる事で虫を墓地に三体送れるので、ドロー効果も使用できます。

 このようにBF、というよりは昆虫族はサーチやリクルートが得意な事から、罠を初動に動いたり、適当な盤面で妥協してターンを返しても、そこそこ戦えたりします。


 では採用理由へ行きますか。ディノミに関しては前述の通りなのですが、天龍雪獄が何故入っているか。

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 そう、強いから。だけでは理由づけとして切ないので、実はちょっと小技があるのです。例えば海皇対面。彼らは海竜族と水族を基本として戦うのに、ホワイトオーラホエールという魚族のシンクロ体を使う時があります。他にはドラゴン族のシンクロ体とか。要はメインデッキに存在しない種族のモンスターが、核となるテーマはいくらかありますよね。奴らには天龍雪獄が全く通用しないケースがあります。そんな時パラノイドを使いましょう。相手は虫になります。天龍雪獄でテキトーなモンスターを奪い、自分の虫と虫になった厄介なモンスターを除外できるのです。つまり「パラノイドを主体として戦える=天龍雪獄の効果範囲を拡張できる」という事なのです。対象に取れれば確実に除去ができるというのは魅力的ではありませんか?カオスMAXなんざ知らん。


 次に砂塵の大嵐。

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 罠であるが故の遅さと引き換えに、一切のコストを必要としないツイツイ。今まで見てもらったら分かると思うんですが、昆虫族ってホントに魔法罠に触れないんですね。つまり、プレイングで一枚一枚踏んでいくしかない。勿論大抵の場合できるのですが、ここぞという局面で貰う罠がホントに辛い。


 これだけではシナジーというより、補ってるだけなので、もう少し理由付けをしましょうか。実はピコで装備したカードって装備カードの扱いなんですよ。何言っとるかねと思うかも知れませんが、これ強烈に意味があります。装備カードってことは魔法カード扱いなんですよ。魔法罠ゾーンにいるんですよ。つまり砂塵で割れるんですね。パラノイドも一緒です。これは、ピコで装備したカードは無理やりリンク素材とかで剥がさなくていいって事なんですね。


 例えばピコにフリーチェーンの除去を貰った時、BFはある程度手札が整っていないと再展開は難しいです。そんな場合はポールを装備させて、相手ターン中に砂塵で割るとポールの効果が発動し、本来とは別の妨害に変化します。つまり「砂塵を採用する=装備した虫の効果をフリーチェーンで打てる」という事なんです。実はオグイベント中何度か狙ってたけどサレンダーされたために披露出来なかったギミックで、かなり多くのタイミングで活躍します。手札コストを立てるのが難しいこのデッキにとって、コストがなく、ピコが死んだ後のケアになる砂塵は貴重な展開or妨害札になるのです。

 これ、シャドール対面とかで物凄く強くて。例えばルークでピコを墓地送りにされた場合。十中八九そこにいるのはミドラーシュ。再展開はできないが装備には成功したならポールを装備します。砂塵をセットしてターンエンド。相手ターンにルーク効果に合わせて砂塵をポールもろとも対象に発動し破壊します。すると不思議な事にポールで応戦するGをサーチ出来るので、ルークを壊しただけでなく、今後の融合もケアできます。魅力的でしょ?


 以上3種類の罠をその時々に応じて使い分けが効くトラップトリックは枚数かさ増し以上の価値があります。ディノミを引いていないがポールを引いてるならディノミを引っ張ってくるとか。3種類それぞれが持つ役割が違うため、多種多様な妨害に変化します。割と本来あるべき姿のトラップトリックかも知れませんね。こーやって罠張って相手が落ちていくのが面白んだこれが!

 


5.BFの基本動作

 ここまで語った割には実は全く基本的な展開を語っていない事に気づいたので、話しましょうか。


 BFのシンクロ体には制圧がいません。昆虫族のリンク体にもいません。よって、メインデッキで制圧を補いましょう。通称レッドデーモンアビスこと、ニードルさんです。フリーチェーンで虫をブレスルに変換する効果。いやぁ質が悪い!妨害として極めて不安!

 でも考えて下さい。妨害貫通って、要は妨害を打たれても躱せること、或いは妨害を正面から受けても問題ないのどちらかですよね?それなら前者だけは倒そうと思います。以上より、BFの制圧盤面は「ニードル+コストとなる虫+ニードルを守る札」の3種類を揃える事に終始します。そこから見える盤面はなんと、


     パピヨン単騎エンド!


 仕方ないって。無理なんだって。それ以上は出来ない。無理無理これ以上は。虫縛り付くんだよ?舐めてんの?ふざけんなよマジで。



 ごめんて。でも事実なんです。何故か大抵の人はこれに詰んでくれます。それはパラノイドの影響も大きいです。リンクリボーと違い、手札から飛んでくる関係上、事前に除去をするのが難しいのです。ピコで供給したパラノイドを使ってニードルを守り、ニードル供給はパピヨンの蘇生効果によって補います。繰り返しニードルを蘇生することで毎ターン1枚分のアドを稼ぎ、手札の貫通力を高めつつ、制圧をします。実はパピヨン単騎って、制圧+リソースを構えた盤面なんですよ。しかもパラノイドや罠を使うとこれがニードルの無効効果を真正面から受けなければならなくなり、しかもそれがマストとなる場合、ニードルに詰んだ構図になるんですねぇ。ニードルを守る為に罠を使い、罠によって引き抜くカードがニードルを守ると、いよいよもってニードルケアが効かなくなります。こんなクソザコ妨害に屈するなんて面白いですよね〜。格上相手にこの動きが通ると楽しくてたまりません。



6.BFの展開例、ケア方法


 という訳で、実際にどんな展開をするのか、ケア内容も併せてご紹介しましょう。


 一の型、ハリルート。

 ホントに何もケア出来ない代わりに、ニードル一枚orジェットと手札コスト、のいずれかで出来ます。


  ニードルefピンサーチ➡︎ピンefss&バーン➡︎リンクしてハリssefジェットss➡︎ジェットをリンクリに変換しつつリンクリ+ハリでパピヨン 終


    これはハリ以降どの局面で誘発や妨害を貰っても動けなくなりますが、代わりにジェットが落ちる為、次のターンの展開量が増えます。一応ヴェーラーほーよー辺りならツインボウを持ってると貫通できます。ポールとニードルを同時引きしつつ可能な展開がこれしかないなら、仕方なくやります。


 二の型、ピコルート。

 基本的にこっちを通りたい。単純に一枚アドを稼ぐ上に、幅広いサーチが可能。


  とりあえず虫を三体場に出す。➡︎二体使ってピコssefGかポール装備➡︎残った1匹とピコでパピヨン➡︎落ちた虫とパピヨンの効果発動 終


    これはニードルが絡んでると途中からハリルートに以降出来たり、増Gを打たれれば即座に止まったり出来ちゃう。しかも「ニードルのサーチ=全BFいずれか一枚」と「応Gかポールのサーチ=実質的にBFとクイーン以外の虫いずれか一枚」の両方のサーチが効きます。よって、デッキ内のほぼ全てのモンスターにアクセスしているため、手札の質を大きく上げます。トークンをあまり利用しなければ虫が必然的に3枚落ちる為、ピコのドロー効果も狙えます。この幅広さはとても優秀で、進化の繭を引いてるから、敢えてパピヨンをチェーン2にしてうららを回避したり、逆にパピヨンをチェーン1にしてうさぎをケアしたりできちゃう。


 三の型、突撃ルート。

 突撃のヴォウジェを経由するルート。基本的には先行2ターン目or手札が揃ってる後攻1ターン目にやる。


 アルバレスnsefニードルssefツインボウorピンの足りない方サーチ➡︎両方ともss➡︎ツインボウ+ニードルでアズサ➡︎アズサ+ピンでヴォウジェ➡︎バトルフェイズにて、アルバレストの自爆特攻&ef➡︎BFssと自身の効果でアズサss➡︎ヴォウジェで攻撃ef&バーンef➡︎アズサが便乗してef➡︎メイン2でヴォウジェ+アルバレストで出したBFでピコ➡︎二の型へ 終


    アズサの効果でヴォウジェの攻撃力2500ものバーンダメージを与えながら、ヴォウジェの突破力で相手の盤面を剥がしつつ、二の型へ移行するルートです。通ればドラグーンだって正面から殺します。結果的にパピヨンに落ち着く事ができるため、リソースも残ります。どの局面で誘発を受けても、パピヨンに行き着くだけは出来るため、わらし以外なら何打たれても、妥協点になれます。


 四の型、アポロルート。

 うるちゃい!制圧だコラァ!な人向け。ぶっちゃけ局面は選ぶが、その昔サンダードラゴンもやってた盤面なので、弱くはない(弱い)。初手:ニードル+ポール


 ハリリンクリまでは一の型➡︎ジェットefコストはポール➡︎ポールefボールss➡︎リンクリ+ハリ+ボールで3アポロ➡︎リンクリefジェットコストにss  


    ガチデッキは私、サンドラなんですけども、なんでこの盤面作ってたんでしたっけ?よく覚えてないんですよね。リンクロス辺りでやってたんですけど、オルフェが怖かったんでしたっけ?当時の記憶がない。まぁ弱ったアポロをリンクリで守れますよってだけです。はい。あと一斉蜂起を待ってるとわらしとかニビルをケアできます。はい。


 五の型、ドーザールート。

 レゾナンスインセクトとデビルドーザー(どっちも後述)を使ったルート。苦し紛れに見えて実は手札消費が結果的に一枚なので何気に優秀。初手:レゾナンス+ピンorツインボウ。


 レゾナンスns➡︎ピン(ツインボウ)efssしレゾナンスと共にハガクレミノss➡︎レゾナンスefドーザーサーチ➡︎レゾナンス込みで除外しドーザーss➡︎レゾナンスefポール落としてefボールss➡︎虫が三体いるので二の型へ 終


    これも結果としては二の型へ行くルートですが、ポールを経由する関係上、相手のモンスターを剥がしつつ、ドーザーの攻撃力2800によって盤面を荒らしながら展開するルートになります。パピヨンに行きついてニードル蘇生に繋がる(ニードルが落ちてる前提)ため、手札消費を結果的には軽くしています。また、ポール効果やレゾナンスの除外後効果にうららを打たれてもドーザー+ハガクレミノでパピヨンになれるので、結果オーライだったり。或いはハガクレミノのリンク先にドーザーを立てる事で硬そうな盤面を作ったりと、中々応用が効きます。


 ご覧の通り、一と二の型を土台にいくらかルートが変わります。虫縛りを嫌がるならハリに頼るしかありませんが、虫縛りを受け入れれば色々とやり口があります。こーやってみると、ハガクレミノが中継地点として有能でしょ?とりあえずハガクレミノ経由すればええやん感ありますよね。基本的な展開例は以上ですが、その時々によって正解ルートが変わったりするのでアドリブですよ結局。



7-1.BFの長所

 ここが最後のBFよいしょタイムです。次項からはクソミソに言います。

 いやぁここまで読んでもらってありがとうございます!もう少しなので辛抱してください。

 とりあえずBFデッキがもつ長所として、一番に挙げられるのは間違いなくトリッキーさでしょう。「んじゃ対面したら何を怖がればいいの?」と聞かれても、それは相手の手札次第ですとしか言えません。それだけ非公開札が多いのです。私自身、友人から言われて気づいたのですが、BFは見えてる札以上の展開札は除去が絡んだり、謎の制圧が絡んだりして躱しづらいんです。そのほぼ全てが非公開領域から飛んでくる上に、行き着く先はパピヨン1択なせいで、何を構えているかが予想しづらいのです。

 挙げ句の果てにはGとポール以外はサーチ出来ないせいでヒントがあんまりないというのも大きいです。今回見せたレシピではなるべくピコのドローで繭か罠を引きたいと思って比率を考えました。実際オグイベントの時もピコによって高確率で罠を引き込みに行けましたし、相手さんも罠を踏みづらそうにしてました。こうやって、ウザいダルい途切れないの三拍子を永久に続けるせいで、相手側からすれば窮屈な戦いを強いられる事になるのでしょう。

 もう一つ大きな長所は展開力と突破力を基盤にしたバーン効果です。実は勝利時に与えた戦闘ダメージは半分も無く、多くがバーンによる焼死が多いです。アズサやヴォウジェを場に出せる展開力、ドラグーンすら正面から倒す突破力があるからこそ成り立つものであり、バーンダメージが積み重なるせいでピンで勝った試合がいくつもあります。BFは皆んなそれぞれの特化した役割故に、しっかりと決まれば一撃でゲームエンドに向かう事が出来るポテンシャルを秘めているのです。

 しかし、BFの使い手がマイナーなのも事実。正直どこをどうプレイしたら強くなるのかパッとは思いつかないですよね。私もです。最初はオレイカルコスの結界を張った炎星にすら勝てませんでした。攻撃力2100を突破出来ませんでした。でも使い込んでいけばいくほど、上手い戦い方を見つけて行って、格上をドンドン倒していけるようになったのです。まるでアニメのシンジや遊星のように、弱くレベルが低いモンスターでも、力を束ねて強敵を倒せようになったら、とても楽しいですよね。もしかしたらBF1番の魅力はそういった奥深さというか、使ってて楽しいと思わせてくれるところかも知れませんね。


7-2.BFの短所

 ついに解放される。

 なーにが虫縛りだコラ。舐めてんのか?ニードル、ツインボウ、アルバレストの盤面立てて何回「あ、トリシューラか」って言われたことか。出ねーんだよ!虫縛りのせいで!!レベル9の虫シンクロがいねーんだよー!!!出てくれれば楽だよなぁホント!

 正直愛がなければこんな雑魚テーマ使う気にはなれないと思います。こんなに不便でパワーが低くて、工夫を凝らしても何かの劣化になりやすいデッキは、シンジが好きとか、昆虫族が好きとかないと使い続けられないんじゃないですかねぇ。当時練度がまだ低かった友人のサンドラやオルフェ、構築をオグイベント用に変えてからは、同じように使い込まれてるサブテラーにも勝ったBFですが、それでも弱い!弱すぎる!

 自分で言うのもなんですが、私ほどこのテーマを使い込んでる人間は殆どいないと思います。勿論本気で展開しようとすればある程度はできますよ。でも今の時代展開したいならアダマシアとか、オルフェとか使えばええやん。そこBFに拘る必要ある?ここまで使い込んだ人ですら、そう思うって事は相当イカれた弱さを持ってますよ。このテーマは。

 まぁ虫縛りというドギツイ縛りを受けることだけではないです。例えばアダマシアはチューナー全員が一枚が2枚になるカードですよね。それって=で手数の多さにも繋がるんですけど、BFは?数えてみましょうか。ニードルとアルバレストですね。しかもアルバレストは墓地に置いておく必要がある。はぁ。んじゃニードルのサーチ先を考えてみましょう。ピンやツインボウが展開効果を持っているのはいいでしょう。強い。他の効果は?200?へぇ〜。これ実話なんですけど、オグイベントで当たった方に200ダメージの件をお伝えしましたところ「えっホントですか?」と聞き返された上にテキスト確認されましたよ。信じられない効果ですよね。10期後半テーマで火の粉て。アダマシアとかオルフェは追加の展開効果だったり制圧だったりするのに、火の粉はやべーたまろマジで。アニメで見た時もちょっと絶句したよねジッサイ。ピンで死んだ奴ら見てるか?

 まだまだありますよ弱点。エクストラが弱すぎる。例えばマスカレーナとかドラグーンが着地点のオルフェ。虫縛りのせいでBFはこれらを出せない。代わりに出てくるのは蝶1匹。等価な訳ないですよねこれ。しかもオルフェは墓地に有り余ったリソース付き。でもBFはそんなものない。気付きました?BFって墓地に溜めておいてアドになるカードは繭しかないんですよ。皆んな落ちた時に発動してそこからはなんの反応もなし。黙ってても発動する連中とは一味違いますねやっぱ。手間かけた割には一瞬反応して、そのあとは音沙汰なしだもん。やってらんないですよね。落とせばいいのと、デッキ戻さないといけないのとでは、手間の量が違いすぎですよ。それなのに出てくるのは汚いG1匹でしょ?はぁ?ってなりますよそりゃ。

 挙げ句の果てにはエクストラで制圧持ちが中々出せないランク3な上に、妨害内容はブレスルっておいマジか。彼岸くらい落ちて強いならまだしも、ツインボウが落ちて何するんだよ。そしてツインボウ釣り上げて何する気だてめぇ。

 総括すると、一枚が1役割にも関わらずその役割に対する貢献度が低すぎるのです。だから噛み合わせて相乗効果を期待して戦わないといけないし、通らなかったら全然キルに届かない上に失うものも甚大なのです。

 さっき少しだけ手数の話もしましたが、これも難題です。手数がどーしても少ないし、一手一手が軽すぎる。1/50サンドラくらい軽い。そのせいで、逆に手数が凄く多いデッキには手も足も出ないんですよ。例えで言うとファーニマル、斬機、ペンデュラム系辺りですね。ファーニマルは応Gしか解答がないのですが、それすら効かない他テーマにはマジで何もできない。あまりに物量が多すぎていなし切れないんですね。耐え切ったらワンチャンあるけど、そんな事は起こらない。

 まぁでも結局は大好きなんですよね、このテーマが。何と言ってもパワーが低いからこそ対面相手はほぼ格上だし、それを出し抜いて倒すのは凄く主人公感があります。読み合い騙し合いの果てに勝利があると、その後の酒も美味いですよね〜。



8.採用候補カード紹介

 最後は実際には採用しなかったけど、採用ワンチャンあるぞ系カード達をご紹介します。こいつらを使って今からBF組んで遊びましょう!


 レゾナンスインセクト

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 応戦するGやゴキポールと一緒に、ピコファレーナの装備候補としていつも挙がってるやつ。場から墓地に行くと上級虫をサーチ。除外されれば虫を好き勝手にデッキから墓地へ送る効果。二つの効果にターン1がないため、狙って使える場合非常に強力。デビルドーザーとの相性が抜群で、レゾナンスがドーザーをサーチし、ドーザーがレゾナンスを除外する相互依存な関係にある。


 デビルドーザー

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 言わずと知れた元祖環境の虫。デミスドーザーなんていうデッキもありました。墓地より二体の虫を除外する事で手札からssできる。サンドラでいう、らいごー龍に近い感覚で使える上に、レゾナンスを除外したらリアルらいごー感が増すお得な一枚。実際メインデッキで2800/2600という高ステータスを扱えるのは、昆虫デッキとしては強力。トップを墓地に送る効果はなんと強制効果!


 ジャイアントワーム

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 レベル4で必要な墓地コストが一枚になったデビルドーザー。1900という打点とレベル4故にポールでサーチできる事が強み。でもトップを墓地に送るのは強制効果!あとググるとマジで気持ち悪い画像出たりするから、調べる時は気をつけて!


 クモグス&ガダーラ

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 レゾナンスでサーチ可能な怪獣。個人的にはヴォウジェの効果を発揮できてダートのダメージも大きいガダーラの方が合ってると思う。ただ、駆け引きを楽しみたいデッキで、駆け引きを生まない怪獣を入れるのはナンセンスだと思い不採用。


 ジャッカロープ、ネッシーモスマン

    未海域の中でもモスマンが虫なため、モスマンに接続可能なものだけを採用するなら強みを失わないと思う。ジャッカが出た場合はツインボウやポールと共にローカストキングに、ネッシーが出た場合はニードル+ツインボウ(=アズサ)と共にビッグバリスタになれる。ピコの手札コストでも反応すると思う。


 増G



さいごに

 シンジというキャラは魅力的で、尺の都合上深掘りし切れなかった不遇なキャラの1人です。普段は優しい兄貴分な性格なのに、いざ必要な時が来ると、本気で襲いかかる事ができる非情さと、熱血さが混在していて物凄く人間らしいキャラなんですね。いつかスピンオフとかしてほしいなぁ〜。


 ってかぶっちゃけ文字数多くね?そんな語る事あったけ?同じこと何回も言ってたらごめんね。今回のオグイベントは勝てた事と、ずっと使ってきたBFが認められた事が本当に嬉しくて、モチベも上がったし使い込んでいて良かったと思っています。でも今の構築やプレイングが完成系とはまだ思っていません。正直、天龍雪獄よりディノミを多く入れれば良かったとも思っていますし、実際プレミもありました。

 また、正直色んなパターンを考えたら、ポールパーク込みで60枚構築も一考の余地ありだと、最近思い始めてですね。デッキ賞の景品のおかげでメインのスリーブが実質的に増えたので、試そうかな〜とか思ってます。次はB・Fで公認優勝目指すか!


 短所のところでボロクソに言いましたが、事実ではあるものの、嫌いだったらここまで使ってません。本当にこのテーマが大好きです。創意工夫を凝らして戦うことがパワーのゴリ押しよりも楽しい事に気づかせてくれたデッキです。


 皆さんにはそんなデッキがありますか?特別な理由がない限りずっと使っていたい。そう思えるデッキがありますか?

 たまには自分が今までやってこなかったプレイングをして「どうやったら強くなれるか」を考えられるデッキも良いものですよ。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、またいつか!



バイバイ!